型絵染作家 赤坂武敏さんにオリジナルの名古屋帯をお願いしました。

①下絵

どんな帯をあわせたらいいのか迷っていたお着物にあわせて帯を作ってもらうことになりました。

アルストロメリアの花。

正面のところとお太鼓のところにどんな柄がくるか考えながら図案を決めていきます。

赤坂さんは1番デッサンに時間をかけられるとのこと。赤阪さんの作品はどれもしっかりしたデッサン力を感じます。

アルストロメリア(和名 百合水仙)の花言葉は「持続」「持続力」。花もちのよさからだそうです。長持ちしていろんな色の花を咲かせるアルストロメリアにどんな色にしましょうか?

楽しみです(^_-)-☆

⓶型彫り

渋紙という和紙に下絵を貼り、その上から模様を掘っていきます。

型紙を作るための図案は全部がバラバラにならないように、しなくてはいけません。

これも、作家さんの腕の見せところ(^_-)-☆

細かくて美しい作業。。写真見てるだけでもうっとりです。

③糊置き

型板に生地を貼り、生地の上に掘りあがった型紙を置き型糊で模様を写していきます。

型紙と型紙のつなぎ目や糊の厚さを均等にしなければならないので、熟練の技が必要です。(私も一度、体験させていただきましたが糊の具合がわからず、柄がつぶれてしまいました(-_-;))

④地入れ

綺麗に染めるた伸子張りに生地を張り、大豆と府糊と水の混ぜ合わせたものを刷毛で塗っていきます。

⑤色さし

刷毛を使いながら色をさしていきます。ぼかしは作家さんのセンスです。

赤坂さんの彩色はとても素晴らしいです。ぜひ、作品を見てくださいね。

⑥糊伏せ

背景を染めるために彩色をしたところを糊でふせていきます。

⑦引きぞめ

背景を引きぞめで一気に染めていきます。

⑧色の定着、発色のための蒸し、糊落としの水元、仕上げの湯のし できあがり

赤坂武敏 型絵染

簡単に説明させていただきましたが、知れば知るだけ奥深さを感じます。

赤坂さんならではのデザインや色だしや配色を楽しんでいただけたらと思います。

素晴らしい帯が出来上がりました。赤坂さんの作品もたくさん展示させていただきます。

ぜひ、見に来てください。

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